世界の裏庭

読書、映画、創作、自然など

【見つけた図鑑◉野鳥】ホオジロ

ホオジロ 写真を撮るまで待っててくれたホオジロ くちばしを開けてさえずる愛らしい姿 〈ホオジロ〉 待っていてくれたホオジロ 写真を撮るまで待っててくれたホオジロ この写真を撮ったときの面白いエピソードがある。 野鳥の写真はほとんど私が撮っているが…

【おすすめ傑作選◉映画】『戦場のピアニスト』

『戦場のピアニスト』 監督/ロマン・ポランスキー 出演/エイドリアン・ブロディ 娯楽大作も好きだが、考えさせられる映画も好き、というあなたに 生き延びた、その先にある過酷さ……実話ならではの重み 人は歴史から学んできたのだろうか? 戦場のピアニスト…

myblu(マイブルー) 10月1日たばこ増税 コンビニで買えるベイプ

●myblu(マイブルー)を試した話 (9.19追記) ●myblu(マイブルー)を試した話 たばこ税がまた値上げ。うんざりして他を試すことにした 試してみたmyblu(マイブルー)。吸い心地は予想以上に良 本体もフレーバーもコンビニで買える利便性 買えるコンビニは…

【定点観察◉今日のカワセミ】9.14

【定点観察◉今日のカワセミ】9.14 このところ、いつもの場所へ何度も足を運んでいたものの、カワセミが飛ぶところは見かけるが、写真も動画も撮れなかった。 見ていたら、何となく鳥が飛んでいったような気がして、いつも留まる辺りを当てずっぽうで撮影。(…

『事件家族』第3章(完結まで一挙公開)

【第三章】大嶽修二事件 1 波間に浮かんでいるときだけ、シオンは自分が本当の自分に戻れたような気がする。 遠くに高い煙突が見えた。赤と白のしま模様のかわいい煙突で、煙が空へ吸い込まれてゆくのを眺めていると気持ちが和む。好きな風景だった。 シオ…

【どんぐりの木の9月】こんな季節に新芽!

残暑真っ盛りに新芽が……実は自分のミス どんぐりの木の生命力にびっくり! 苔はなんとか大丈夫……苔は環境を反映する 残暑真っ盛りに新芽が……実は自分のミス 春に新芽を出してから、ずっと順調だったミズナラとコナラの木に異変が起きた。といってもこれは、…

【定点観察◉カワセミ→ ヤマセミ】初撮影!

ヤマセミの動画、初撮影に成功! 〈ヤマセミ〉 ブッポウソウ目 カワセミ科 ヤマセミの動画、初撮影に成功! https://youtu.be/X2z3oANZY1Q いつもの場所へカワセミを見にいったら、なんと突然飛んできて枝に留まったヤマセミ! 最初は信じられなかったが、家…

【定点観察◉今日のカワセミ】

カワセミ動画 いつもの場所で、またカワセミが撮れたので公開! www.youtube.com ●思いもかけずいきなりダイブ! でも(たぶん)失敗……アングル修正中に再度ダイブ! でも(たぶん)失敗……ごまかすように身づくろい……いたたまれず飛び去る笑 ●「今日のカワセ…

『事件家族』第2章-14

その日の深夜、車に乗って一度だけ移動した。それが発見された蒲生干潟にある、日和山近くの廃屋である。シオンに無理やり睡眠薬か何かを飲ませるとすぐに、石黒は出ていった。目隠しを通して光が射しこまなかったから、まだ夜が明ける前だった。波の音が聞…

『事件家族』第2章-13

☆ 事件の幕切れは、後味の悪いものになった。 エスカレーターから飛び降りた犯人の石黒洋太郎は、頭部に大けがを負って救命救急センター併設の病院へ搬送されていた。頭蓋骨の陥没骨折と脳挫傷で重体だった。意識が戻らず話すこともできないため、事情聴取は…

【定点観察◉今日のカワセミ】

秘密の同じ川、同じ場所へ通い、カワセミ動画が撮れたら公開 無謀にもこのようなことを始めた。何度か成功しているものの、あまり面白い映像は撮れてない。 ……だったら、なぜやるのか? ●いつかすばらしい場面が取れるんじゃないかという期待 ●自然界で(人…

『事件家族』2-12

変わった構造のエスカレーターだった。広場を中心にXの形をしていて、ちょうど交差しているところに中二階があり、そこからもう一本乗り継がなければ二階へあがれないのである。 男がエスカレーターに乗った。挙動にはどこか落ち着きがなく、しきりに周囲を…

『事件家族』第2章-11

☆ 犯人の足どりは掴めなかった。 草壁の携帯には何度かけてみてもつながらない。生きているかどうかが気がかりだったが、犯人を追うのが先決だと大嶽は自分に言い聞かせた。 車は海岸にほど近い道を走っていた。逃走しているはずの犯人は、どこかから上陸す…

『事件家族』第2章-10

大きな道路からだんだん細い道路に入っていって、でこぼこ道になったとたんに海が見えた。途中からパトカーの数がどんどんふえて、せまい駐車場はいっぱいになった。 「陽平君、少しだけ待っててくれ。すぐには見つからないようだったら、この車で家まで送る…

『事件家族』第2章-9

☆ チャンプは途中で何回も立ち止まっては、困ったような顔をして陽平を見あげた。 (おれの鼻じゃ無理だよ) 目がそう言っている。 「頑張れよ、チャンプ! シオンねえちゃんを助けられるのは、僕たちしかいないんだぞ」 何度も同じ言葉をかけて、陽平はシオ…

『事件家族』第2章-8

港が近づくと道はアスファルトに変わった。漁港が近づくと人も多くなり、漁船の数も増えてきた。誰かが水上バイクを目撃しているかもしれないと思った。 犯人が上流から下ってきたとすれば、ここを通らなければ海に出ることはできないからだ。釣り糸を垂らし…

『事件家族』第2章-7

☆ やられた、と大嶽は思った。 完全に裏をかかれた。無線マイクに向かって叫んだ。 「犯人は東部道路の新名取大橋上から、名取川に向かって現金の入ったバッグを落下させ、水上バイクでバッグ回収後、河口方面へ逃走。水上バイクは青と白のツートンカラー、…

『事件家族』第2章-6

☆ 仙台宮城インターから上り車線に入ったところで、草壁の携帯が鳴った。車にはハンズフリー通話の装置がつけてあり、運転しながら話ができる。 「……いまどの辺だ?」 「宮城インターから入ったばかりです」 「仙台南インターのジャンクションから、仙台南部…

『事件家族』第2章–5

☆ 草壁家の一室でコーヒーを飲みながら、大嶽は何十回も考えた内容を反芻していた。一階にある居間の隣にある和室で、ふすまも障子もすべて閉め切ってある。風は強いがよく晴れた日で、窓に面した障子が白く発光しているように見えた。 携帯の基地局は街の中…

『事件家族』第2章-4

☆ 翌早朝、六時——。 陽平は興奮していたためか、五時ごろから目がさめていた。外がまだ薄暗かったのでベッドから出ないでいたのだけど、がまんできずに起きたときでも六時前だった。 ゆうべは下の部屋でお父さんやお母さん、警察の人たちが夜遅くまでいろん…

『事件家族』第2章–3

☆ 「それじゃ、おれがシオンちゃんを娘だと勘違いさせてしまったのは、結果オーライだったってことか?」 「それは言いすぎだが、最悪の結末を未然に防いだ可能性もなくはない」 「本当か!」 突如草壁の目が光り出したのを見て、大嶽はやはり話すべきではな…

『事件家族』第2章−2

店の周囲には警戒のために警官が立ち、鑑識の人間たちが忙しそうに動き回っていた。裏口から家に入った。 鹿野シオンの身辺情報は捜査員から聞いていた。名字が森と鹿野と違うのは、シオンが孫ではなくて姪の娘に当たるからだ。いつも店にいるおばあさんは小…

『事件家族』第2章–1

【第二章】 鹿野シオン事件 ☆ 草壁から電話が入ったとき、大嶽は署の会議室にいた。 携帯のディスプレイを見ながら考えた。きっと陽平の話だろう。たしかに気になってはいるものの、あくまでもそれは個人的な問題だ。一方、森たばこ店の事件は公務だ。 迷っ…

【おすすめ傑作選◉読書】『龍は眠る』 宮部みゆき

『龍は眠る』 宮部みゆき 好きな小説は、再読するとさらに良さがわかる 描かれるのは特殊な能力を持つことの「苦悩」 「視点人物」の扱い方のうまさ 龍は眠る (新潮文庫)作者:みゆき, 宮部発売日: 1995/01/30メディア: 文庫 好きな小説は、再読するとさらに…

【苔とどんぐりの木の8月】

8月。真夏の苔とどんぐりの木は? ダンゴムシの餌食となった苔……その後 8月。真夏の苔とどんぐりの木は? 30℃超えの日々がつづくようになってきた。夏まっ盛り。どんぐりの木たちは、春の新緑から初夏の濃緑へと葉っぱが変わって以来、これという変化は見ら…

【おすすめ傑作選◉映画】『夏休みのレモネード』 泣ける夏映画

●『夏休みのレモネード』 夏休みのレモネード [DVD]発売日: 2004/01/21メディア: DVD 理屈抜きで泣ける、子どもの夏の映画 友だちになった年下の子は、白血病だった…… 理屈抜きで泣ける、子どもの夏の映画 本当に、ほんとうに良い映画だった。ラスト近くでは…

【見つけた図鑑◉昆虫】モノサシトンボ

モノサシトンボ エゾルリイトトンボ モノサシトンボ ほんの数日前、きれいなイトトンボが撮れたので紹介したい。 前に、エゾルリイトトンボ(推定)というトンボを紹介したことがあるのだが、そのまったくおなじ池で、けっこう似てるけど、けっこう違うイト…

『事件家族』第1章-6

☆ 聡子は二人が戻るとコーヒーをいれるかと尋ねた。大嶽はお願いしますと答えた。 電話が鳴った。 草壁は電話を見つめ、それからすがるようにこちらを見た。ジャスト十二時だ。しんとした室内に、やけに大きな呼び出し音が断続的に響く。 大嶽は後悔していた…

『事件家族』第1章-5

☆ 「おれ、浮気してるんだよ、じつは」 草壁が言った。聡子がいないかと、大嶽は慌てて辺りを見回した。 「バーの女だけどな。うちに電話をかけてよこしたってのは、そいつかもしれないと思ってさ」 「突然なんの話だ?」 夜になっても息子が帰ってこず、脅…

『事件家族』 第1章-4

☆ 大嶽修二の携帯電話が鳴ったのは、聞き込みの最中だった。 街中のとあるマンションの玄関で若い男に話を聞いていた。いつもなら仕事中はマナーモードに切り替えているが、忘れていたらしい。画面も見ずに大嶽はマナーモードのスイッチを押した。 「それに…