世界の裏庭

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【見つけた図鑑◉昆虫】オニヤンマの捕食

●オニヤンマが、エサの虫をムシャムシャと……(苦手な人は見ないように)

 


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 いつものカワセミのポイントに、今日も日曜なのに仕事だったので、息抜きがてら出かけてみた。

 野鳥を待っていると、目の前3、4mほどの草むらに、突然オニヤンマがぼとりと落ちた。この辺はよくオニヤンマがパトロールしているが、もしかして何かにやられたのか? と思った。

 近づいてみた。上の短い動画を見てもらうとわかるが、オニヤンマは、完全に仰向けに寝転がっていた。

 すると、驚いたことに……(以下、苦手な人は閲覧注意)

 


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 バリバリ、ムシャムシャと音が聞こえてきそうなほど、もう、無我夢中になって捕まえた虫を喰べていた。ほんの1m以内まで近づいてるというのに、こっちはまるで眼中にない感じ。

 頭の中にはなぜか、(……プレデター)という言葉が浮かんだ。それほどどう猛な顔つき、雰囲気だった。

 BBCの映画が好きで、アフリカの動物たちの生き方を見たばかりだった。そして今日の『子ども科学電話相談』でも、キリンの睡眠時間は一日わずか数時間、ライオンは満腹なら18時間も寝るとの答えに、びっくりしたばかり。寝過ぎだろ。

 捕食者と被捕食者、その生存戦略の違いに唖然とするしかない。

 こんな身近な場所でも、こんな小さな生き物でも、野生の生物たちは人知れず、本当に日々過酷な生存競争に明け暮れているんだなと、あらためて実感させられた。

 「野生」がアフリカにしかないと思ったら大間違いだった。