世界の裏庭

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【定点観察◉ヤマセミとカワセミ】

●今日もヤマセミとカワセミが!

 土曜日というのに仕事で、すっかり疲れてしまい、逃げるようにいつもの観察ポイントへ。

  川を眺めながら昼飯を食べ、小一時間が過ぎたのでそろそろ帰ろうとしたとき、川面を飛ぶ白い鳥が目に入った。

 大好きな鳥、ヤマセミだ。

 

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ヤマセミ

 この10分ほど前、いつもの流木ポイントでカワセミを撮影した。すぐに飛び去ってしまったが。

 で、帰ろうとした寸前に登場したヤマセミ……まるで期待していなかった臨時給与をもらったみたいで嬉しい(意味不明)

 

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カワセミ。上のヤマセミがいた場所と数十mしか離れてない

 この流木ポイントに通うようになって2年ほどになるが、やっぱりヤマセミとカワセミは、夏前後に見かけることが多い。冬場はほぼ見かけない。

 感触としては、カワセミは2、3回に1回、ヤマセミは数十回に1回見かける感じか。でも鳥が見られることと、写真や動画で撮ることとの間には、大きな隔たりがあるのも確かだ。

 なにしろポイントまで7、80mも離れているため、カワセミは小さすぎて、飛んでくれないと、いるかいないかすらわからない。ヤマセミは大きいからわかるものの、めったに出会えない。うまくいかないものだ。

 だからこそ運よく撮れたときの喜びは大きい、といえなくもない。流木ポイントに着くまでのわくわくする感じは、何度通っても変わらない。まあ、しょせんは素人の遊びなんだし。

 

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ゴイサギの幼鳥(たぶん)……ホシゴイと呼ぶらしい

 

 好きな小説家である佐藤正午が、好きな博打について書いたエッセイを思い出した。確か、博打の楽しみの10割は、始まる前までにある……というような内容。

 期待感こそすべて。遊びなんて、そんなものかもしれない。