●どんぐりの木と苔
新入りの苔も順調に生育
気がついたら、しばらくどんぐりのプランターの写真を撮っていなかったので、外に出てプランターを見てみた。
苔から伸びた胞子に朝日があたってすごくきれいに光って見えたから、写真を撮ろうと思いたった。じつは1ヶ月ほど前、プランターに苔の新入りが増えた。
それが下の写真 ↓
郊外の遊歩道を歩いていたとき、ちょっと変わった色の苔を見つけた。光のかげんなのか、きれいな銀色に見えた。野草の採取不可とかそういう場所ではなかったので、小さな袋に入れて持ち帰り、プランターの土のうえに置いた。
苔は根っこがないので(仮根というのはある)、どんぐりのように土を掘って植えるという感じではなく、置いてから指でそっと土に押しつける感じ。水分を根から吸収しないから、そのぶん上からの水やりが大事になるが、いまのところ順調に根付いてる(?)気がする。
胞子で自然に増えてきてるのか?
↓ 下の2種類の苔は、冬に入った頃に、表面から茶色のとんがり帽子みたいなのが出てきた。どうやらこれが胞子で、この種類の苔はこんなふうにして増えていくものらしい。
実際、このプランターに植えたのは4つだけど、植えた場所以外の土にも小さな苔が自然発生的に増えてきている。個人的には、これがすごくうれしい。自然に増えているということは、プランター内環境が自然状態に近いということだから。
問題は、苔の種類を調べようとする姿勢が私にはゼロだ、ということである。ひんぱんにジョウロや霧吹きで水やりしているくせに、この銀色に見える苔はなんていう名前なのか、胞子を出して増えようとしているこの苔はどんな種類なのか、知ろうとする意欲がない。困ったもんだ。
そのうち気が向いたら(向くかどうかわからないけど)、自分ちのプランターに何種類の苔が生息しているのか調べてみようかな……と思ってはいる。
どんぐりから育てた樹齢24年のミズナラ
さて、プランターの主役であるミズナラ ↓
去年の猛暑の際に、しばらく水やりを忘れてしまって変な時期に新芽を出させてしまったという失敗をした。何しろこのミズナラ、どんぐりから育てて樹齢24年ぐらいになるから、ついに枯らしてしまったかと焦った。
大寒も終わって立春も過ぎて、最近ようやく新芽がちょっとだけふくらんできたように見える。また生き延びてくれたのかもしれない(これまでも何度か枯木になりそうな危機あり……もちろん私のうっかりミス)。
で、下のもう一つのプランター ↓ にはコナラともみじが6、7本。
どんぐりから育てて10年前後になるだろうか。木枠のプランターというのも関係しているのかどうか、苔の生育や増え方はこっちのほうがいい。去年の秋冬あたりから、小さい苔のコロニー(?)が増殖してきている。
プランターの木から落ちた枯葉は、なるべく土の上に戻すようにしている。そのほうが土からの水分の蒸散を防げるはずだし、腐葉土になってくれるかもしれないから。
何かと大変な状況はつづいているが、お家時間が増えている人も多いと思う。苔を育てて、ときどき眺めてみるのも一興だと思いますよ。