◉『24− TWENTY FOUR』
主演/キーファ・サザーランド
日本版が大不評だったらしい『24』 。
主役が唐沢寿明という時点で、個人的には見る気ゼロだったけど、このドラマを初めて観たときの驚きと着想のすごさ、そして面白さを書きたい。
ちなみに続編もあったようだが観ていない。最初で疲労困憊したから。
(以下は、初めて観た際に備忘録的に書いておいたもの。あえて当時のまま)
ドラマの中の進行時間と、現実のオンエア時間とが一致しているという、画期的な手法がアメリカで大評判と聞いて、さっそく借りてきて観てみた。
面白い。さまざまな大小の事件が同時多発的に起きて、緊密で予断を許さない時々刻々が描かれるんだけど……失敗した。
つまり、現実の24時間分観なければならないじゃないか! やれやれ、最初に気付けよ。まあ、続きが観たいから観ると思うけどさ。
……たっぷり観てしまいました、12巻まで。ふう、疲れた。でも毎晩観ないと気がすまなくなるんだよ。
それにしても凄いプロットだ(こういうのをプロットと呼ぶんだろう)。これを書き留めるだけでも大変そうだが、できる範囲でやってみよう。まずは……
・大統領予備戦の一日という、タイムリミットが設定された中での大統領暗殺計画
・CTUという組織の中の内通者当て(犯人当て)
・妻と娘の誘拐
・暗殺と誘拐の共通項(過去にさかのぼる)
・味方と敵が入れ替わる(女友達の父、CTUの女性=元恋人、麻薬密売人等)
・大統領一家の過去と、夫婦間の陰謀
まだまだあったと思うけど、詳細は忘れた。しかし、よくもまあこれだけの要素を詰め込んで、しかもあれだけ緊密に組み上げるものだと感心する。
脚本は数人で書いていたらしいけど、それも当然だ。ていうか、もしあれを一人でやっていたんだとしたら、その人の脳みそは、どう考えてもまともじゃない。
とにかく傑作。