8月。真夏の苔とどんぐりの木は?
30℃超えの日々がつづくようになってきた。夏まっ盛り。どんぐりの木たちは、春の新緑から初夏の濃緑へと葉っぱが変わって以来、これという変化は見られない。
問題は、その根もとで地味に生きている苔のほうである。もともとはどんぐりの木が主役だったはずなのに、いつの間にか、苔の動静に一喜一憂している自分……。
下は、コナラとカエデのプランターに生えている苔のようすである。
ちょうどこの写真を撮る前に軽く雨が降っていたので、少し緑色が濃くなっている。しかし数日雨が降らないと、からっからとまではいかないが、けっこうすぐに茶色っぽくしなびた感じになってしまう。
朝に水をやっても気温があっという間に上がるのでダメ、もちろん日中も同じだから、夕方以降に霧吹きかジョウロで水やりをすることになる。だが、そうはいっても忘れることだってある(よくある)。
すると翌日には干からびたようになっていて、あわてて水をやる……ということをくり返している。すまない、苔。ただ最近感じるのは、苔ってあんがいしたたかなのかもしれない、ということだ。
というのも、もう一方のミズナラのほうの苔の、虫に食われて茶色になっていた部分が、少しずつよみがえってきてるから。
ダンゴムシの餌食となった苔……その後
ミズナラのほうの苔は、6月の記事にも書いたけど、ダンゴムシの襲撃にあい、半分以上が食われ茶色く変色してしまった。
下がその時の写真である。
下の写真が、それから1カ月とちょっとたった同じ苔。写真の撮り方がヘタでわかりにくいと思うが、食われた部分には、とても小さいけど緑の新しい苔(新芽?)が生えてきている。
もっと時間がかかるとばかり思っていたのに、わずか1カ月と少ししかたっていないのに、早くも復活しつつあるというのは驚きだ。
原始的な生き物ほど、そして小さな生命ほど、意外に強いものなのかもしれないとあらためて思わされる。

はじめての苔テラリウム―失敗しない植え方・育て方・メンテナンスがわかる
- 作者:純寛, 園田
- 発売日: 2019/03/01
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