世界の裏庭

読書、映画、創作、自然など

小説、童話、迷言・珍言

『その男、椎名』第2章–3 長編小説

『その男、椎名』第2章–3 長編小説 † 「よーし、もっと新発見が出てきそうな気がしてきたぞ。よし四人目、この客のことはある程度憶えてるよ。というのも、あの日の中で一番たくさん会話した客だからなんだ。四十代くらいの人で仕事は自営業。派手な服装の人…

『その男、椎名』第2章–2 長編小説

『その男、椎名』第2章–2 † 「葉山は海の街だけど、実は山の自然も豊かでね。この辺から鎌倉あたりにかけては森に囲まれたお寺なんかも多いんだ。俺と女房は寺社巡りが好きで、仕事が休みの日なんかはよく出かけたもんだよ」 「地元のお寺や神社が多かったん…

『その男、椎名』第2章–1 長編小説

『その男、椎名』 第2章-1 ●二人目 漆原剛介/タクシー運転手 ●場所/神奈川県三浦郡葉山町 レストラン『ヴェリータ』 † 「いやあ、こんな遠いところまで呼び出しちゃって申し訳ありませんでしたねえ、刑事さん」 「いえ、捜査ですから。事情を知ってる方か…

『その男、椎名』第1章-3 長編小説

『その男・椎名』第1章-3 † 背もたれから背中を離し、身を乗り出して椎名は尋ねた。 「花穂さんについての沢崎さんの印象は、最初のお話と変わりありませんか」 「どういう意味です?」 「良い思い出しかない、そういってましたが」 沢崎は一瞬考えてから微…

『その男、椎名』第1章-2 長編小説

『その男、椎名』第1章-2 † 沢崎が目を輝かせていった。 「そこには、昔の恋人というような存在も含まれるわけですよね」 「もちろんそうです。最近増えてきたストーカー事件なんかは、まさにその典型といえるでしょう。動機は愛情のもつれや金、嫉妬、プラ…

『その男、椎名』第1章-1 長編小説

(内容紹介) その男、椎名はある事件の真相へと近づくため、インタビュアーとして関係者から話を訊きだしてゆく。 相手に会うため、椎名は神奈川の葉山へ、京都へと出向く。相手に合わせていくつかの身分を騙りつつ、会話をとおして見え隠れしてくる事件の…

『 Poo-kun's trip』16 (End)

●16 Poo and Unko aim for their hometown. And... He and her began to trace the river, aiming for the upstream where they were born. It was literally dead. The first thing that appeared was the embankment downstream. For many years, they had…

『 Poo-kun's trip』15

●15 Poop, finally to the river of my hometown Punch-kun and Unko-chan swam hard. Off the Bering Sea, he was heading to the hometown of the sea in the north west of the Pacific Ocean. "Unko-chan, you've been swimming a lot, but are you tire…

『 Poo-kun's trip』14

●14 Poo, hometown and instinct It was a hot summer. Despite their usually weak appetite season, their appetite has increased for some reason. I ate so much about the plankton, which was terrifyingly full, and the myriad of big and small cr…

『 Poo-kun's trip』13

●13 Poop, become an adult The season goes around. We repeated the comings and goings of the Bering Sea, which can easily overtake the heat in the summer, and the Alaskan Sea, which is full of food in the winter, for several years. It was a…

『 Poo-kun's trip』12

●12 Poo, meet friends During the severe winter, the Bering Sea, which may freeze up, escaped to the eastern sea. The Alaskan Sea is an area close to the Arctic, but due to the ocean current, it is an area with many creatures that feed even…

『 Poo-kun's trip』11 

● 11 Unchi-kun encounters an attacker! The sea water is getting colder. The wind, which often came from the south, was getting stronger from the north and west. Water and wind that quivered the two men were telling us that winter was appro…

『 Poo-kun's trip』10

● 10 Poo-kun, confess the shock! One day. After the hiru's meal was over, he was finally enjoying a nap, and his back was poked hard. Unko-chan was a little embarrassed, squirming. "I have a story ..." "Yeah, what's wrong with you?" Unco-c…

『 Poo-kun's trip』 9 Poo-kun, the first love

● 9 Poo-kun, the first love "It was a lot of fun! I hope I can meet another person again.""Oh, right? I wasn't that bad though."Unko looked into Poop's face."Really? Wasn't it really fun? Isn't it?""Because I was a shy person since I was a…

【おとなげない童話・ん】●16 うんちくんとウンコちゃん、故郷をめざす。そして……(完結)

Photo by pixabay ●16 うんちくんとウンコちゃん、故郷をめざす。そして…… 彼と彼女は、自分が生まれた上流をめざして、川をさかのぼりはじめた。文字どおり決死のそじょうだった。 最初にあらわれたのは、下流にあるえん堤だった。もう何年もの間、季節の変…

【おとなげない童話・ん】●14 うんちくん、故郷へかえれと本能がつげる

(Photo by Pixabay) ●14 うんちくん、故郷へかえれと本能がつげる 暑い夏だった。 ふつうなら食欲の落ちる季節にもかかわらず、なぜか彼らの食欲はましてきた。おそろしいほどふえたプランクトンや、それを食べるためにあつまってきた、大小無数の生き物た…

【おとなげない童話・ん】●13 うんちくん、〈うんちさん〉になる

(Photo by Pixabay) ●13 うんちくん、〈うんちさん〉になる 季節はめぐりゆく。 夏は、暑さをしのぎやすいベーリング海、冬はエサがたっぷりのアラスカ海、という行ったり来たりを何年かくり返した。 そろそろ夏がはじまる季節だった。はじめて海へ出てや…

【おとなげない童話・ん】 ●12 うんちくん、友だちと出会う

(Photo by Pixabay) ●12 うんちくん、友だちと出会う 厳冬期には結氷することもあるベーリング海を脱し、二人はさらに東の海へと進んでいた。 アラスカ海は北極に近い海域ではあるが、海流の関係で冬場でもエサとなる生き物が多いエリアである。 旅の途中…

【おとなげない童話・ん】●11 うんちくん、襲撃者に遭遇!

(Photo by Pixabay) ●11 うんちくん、襲撃者に遭遇! 海の水がさらに冷たくなってきた。 南から吹いてくることが多かった風も、北や西の方向から、少しずつ強くなっていた。2人を震えあがらせるような水と風は、冬がもうすぐそこまで近づいていることを告…

【おとなげない童話・ん】10 うんちくん、衝撃の告白をきく!

Photo by pixabay ●10 うんちくん、衝撃の告白をきく! ある日のこと。ひるの食事も終わって、うとうとと昼寝をたのしんでいると、背中をつんつんとつつかれた。 ウンコちゃんが、なぜか少し恥ずかしそうに、もじもじしながらいった。 「ちょっと、話がある…

【おとなげない童話・ん】●9 うんちくん、初めての恋ごころ

●9 うんちくん、初めての恋ごころ 「すっごく楽しかったね! また、ほかのだれかに会えるといいなあ」 「そ、そうかな? オレは、それほどでもなかったけど」 ウンコちゃんは、うんちくんの顔をのぞきこんだ。 「ほんとうに? ほんとに楽しくなかったの? ぜ…

『 Poo-kun's trip』8(英語バージョン)

(◉ブログ『おとなげない童話・ん』を翻訳ソフトで対訳にしてみました。お気楽な英語の学習教材にどうぞ笑) 『 Poo-kun's trip』8(英語バージョン) ● 8 Poo-kun, enjoy international exchange! "Hey, Unko, don't you feel like the water has cooled do…

『 Poo-kun's trip』7(英語バージョン)

(◉ブログ『おとなげない童話・ん』を翻訳ソフトで対訳にしてみました。お気楽な英語の学習教材にどうぞ笑) 『 Poo-kun's trip』7(英語バージョン) ● 7 Poo-kun, heading to the Sea of ​​Okhotsk The two were aiming for the Sea of ​​Okhotsk along th…

『 Poo-kun's trip』6(英語バージョン)

(◉ブログ『おとなげない童話・ん』を翻訳ソフトで対訳にしてみました。お気楽な英語の学習教材にどうぞ笑) 『 Poo-kun's trip』6(英語バージョン) ● 6 Depart with Poo-kun and Unko-chan Poo-kun decided to leave for the ocean. It was a warrior dro…

『 Poo-kun's trip』5(英語バージョン)

(◉ブログ『おとなげない童話・ん』を翻訳ソフトで対訳にしてみました。お気楽な英語の学習教材にどうぞ笑) 『 Poo-kun's trip』5(英語バージョン) ● 5 Poo-kun, go to the open sea! The bodies of the two people, who were accustomed to the water of…

『 Poo-kun's trip』4(英語バージョン)

(◉ブログ『おとなげない童話・ん』を翻訳ソフトで対訳にしてみました。お気楽な英語の学習教材にどうぞ笑) 『 Poo-kun's trip』4(英語バージョン) ● 4 Poo-kun transforms into the sea The taste of river water has changed. Moreover, it is salty. T…

【今日の迷言・珍言】 無責任感 −−リモート会議にて

●「無責任感」の使用例 (オンラインのリモート会議にて) 課長「……それではこの新しい企画開発を、今後も進めていくのか、それとも傷口が広がらないうちに撤退するか、みんなの意見を聞かせてくれ」中堅A「私は撤退すべきだと思います。だって企画をスター…

『 Poo-kun's trip』3(英語バージョン)

(◉ブログ『おとなげない童話・ん』を翻訳ソフトで対訳にしてみました。お気楽な英語の学習教材にどうぞ笑) 『 Poo-kun's trip』3(英語バージョン) ● 3 Aiming for a estuary The water is getting dirty. Through the surface of the water, it used to b…

『 Poo-kun's trip』2(英語バージョン)

(◉ブログ『おとなげない童話・ん』を翻訳ソフトで対訳にしてみました。お気楽な英語の学習教材にどうぞ笑) 『 Poo-kun's trip』2(英語バージョン) ● 2 meet Poo-kun and Unko-chan I was so shocked that I felt like I was going to fall apart, but Pu…

『 Poo-kun's trip』1(『おとなげない童話・ん』英語対訳バージョン)完結版

『 Poo-kun's trip』1(『おとなげない童話・ん』英語対訳バージョン) (◉ブログ『おとなげない童話・ん』の前半部分を、翻訳ソフトで対訳にしてみました。お気楽な英語の学習教材にどうぞ笑) 『 Poo-kun's trip』1 (Synopsis)Born in the river, "Poo-kun…